失われた自分を求めて

元公務員/元フリーター/元ニート/アラサー/思いは言葉に

メンタルヘルスを考える① 精神疾患の人の数は?

こんばんは。
そろそろ週2くらいから働きたいかもなあ、とひっそり思うアラサト(仮)です。

さっきポッと思い付いたのですが、今回からいくつかのテーマについて、長期的に書いていこうと思います。ここにきて、ようやくブログが形のある感じになってきましたよ~
どんなテーマかはお楽しみですが、一つ目はメンタルヘルスです。

意外とね、大きなテーマなんですよ。
前の仕事で出会う人に、けっこう心の健康について問題を抱えた人が多かったというのと、
最近話題になっている『「子供を殺してください」という親たち』という漫画の影響もあり、このたび深堀りしていきたいテーマとして選出されました。ぱちぱちぱちー。
ではさっそく。


①患者数
2017年の厚生労働省の資料を見てみました。

ずばり、419万人だそうです。
15年前の2002年では約250万人なので、けっこう増えてますね。

続いて、外来患者数の疾病別(8分類)の内訳も見てみます。
外来患者数全体は、389万人
そのうち一番多いのは、気分障害(躁うつ病含む)124万人
二番目に多いのは、神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害82万人
しかも、気分障害はH14から約2倍に増えています。

個人的には多いな~という印象です。糖尿病の患者数は約330万人らしいので、それより多いですね。しかも、通院も入院もしていない人は含まれていないと思われるので、実際はもう少し大きい数字の可能性がありますね。


②有病率
有病率というのは、一時点における患者数の単位人口に対する割合、だそうです。
2016年の世界精神保健日本調査セカンドを見てみました。

精神障害の 12 か月有病率は、
・いずれかの精神障害:5.5%(100人に5人くらい)
・大うつ病性障害:2.7%
・社交恐怖:1.0%
・アルコール乱用:1.0%
だそうです。

ちなみに生涯有病率は、
・いずれかの精神障害:22.7%
・アルコール乱用:14.9%
・大うつ病性障害:5.7%
・特定の恐怖症:3.0%
だそうです。

調査のまとめとして、
5~6人に1人が、生涯に少なくとも一つの精神障害を経験
・過去12か月間に少なくとも一つ以上の精神障害を経験した者のうち約7割が未受診
という考察も書かれています。


さて、今日は数字だけで終わりです。まずは、データを眺めるところからということで。
いや、しかし、メンタルヘルスは、今後も大きな社会課題となりそうですね。
いろんな角度から掘り下げたいと思います~


【参考文献】
厚生労働省(2019)「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築のための手引き」(第1章)
川上憲人(2018)「精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド

※ぼくは、医学者や公衆衛生学者ではないので、今日の内容の信憑性にあまり自信が持てません。自分で確かめたい方は参考文献からぜひ。