失われた自分を求めて

元公務員/元フリーター/元ニート/アラサー/思いは言葉に

黙働清掃ってなに?

夏の終わりのアラサト(仮)です。


5月30日に放送された「NHKスペシャルシリーズ子どもの“声なき声”第2回 “不登校”44万人の衝撃」というのをさっきネットで見たんですが。

開始15分くらいで笑ってしまいました。
その理由は、黙働清掃(もくどうせいそう)です。
知ってますか、黙働清掃。
いや~衝撃ですよ。黙働って一発変換できないあたりも衝撃ポイントアップです。

黙働清掃とは、「口を閉じて掃除をすること」だそうです。
校内には、↓のような張り紙が。

もの言わず
口は閉じて
動作は機敏に
動きましょう

お、これは!新・おかし(おさない・かけない・しゃべらない)ですね!
番組では、黙々と掃除をする生徒たちと、掃除後に「今日は3人ほどおしゃべりしてましたよ。気を付けましょうね」と注意する先生の姿が。衝撃ポインツ!

いやあ、申し訳ないけど笑っちゃうよそりゃ。お通夜なの?
全員同じ服着て、表情一つ変えず、黙々と掃除する。
一瞬、学校なのか、少年院なのか、分かんなかったよ。
ナレーションで「全国的にも取り入れられている」って言ってたぞ。衝撃ポイントアーップ!

番組では、他にも中学校の様子が紹介されていましてね。
朝、校門に立って登校する生徒に大声であいさつする当番の生徒たち。
「5分前には教室だろう、急いで!」と叫ぶ先生。
校内の規律をチェックする教育委員会の主事。


なんで不登校になるかって?
そりゃつまんないからだよ。

朝は大声であいさつされる、(朝くらい静かにさせてくれ)
時間ピッタリに行ったら怒られる、(あれ~ぼくの時計ずれてる?)
髪染めたら教室に入れない、(すみません、ハーフなんです)
ケータイ持って行けない、(ロシア革命の調べ学習したいのに)
朝の会と帰りの会という謎の時間、(おれの貴重な時間があああ)
挙げ句の果てに、黙働清掃だと?


衝撃と違和感が止まりまへん。
黙働清掃は、おそらく、精神的な成熟や落ち着きを向上させるという目的があるんでしょうが、掃除の時間はね、真面目にやるやつ、くっちゃべるやつ、バックレるやつ、いろいろいるってのを学ぶって意味もあるのよ。箒振り回して戦ったりね、アイツさぼってんのになんで自分だけみたいな理不尽さについて考えたりね。


今となると、自分が義務教育を修了できたことに驚きますよ。よくもまあくそ真面目に学校行ってたなと思いますね。
「よく学び、よく働く、遵法精神あふれる人間をつくりだす」
という姿からそろそろ脱皮した方がいいと思うのですが、なかなか難しいんですかね。
ちなみに番組では、オランダで取り入れられているイエナプラン(ドイツのペーターゼンが提唱した学年別学級を廃止して年齢ごちゃまぜ学級をつくる実践)という教育法が紹介されていました。


今日は、黙働清掃の衝撃を抑えきれずに、ついつい勢いづいてしまった。
もくどうビーム!!!
ではまた。